トピックス−活動報告

【14.03.21】リニア問題を考える学習講演会に100名

大井川の水量減少、工事の残土による環境破壊

静岡県評をはじめ、リニア問題金曜フォーラム、静岡県地方自治研究所が呼び掛けて、21日静岡市内で「リニア中央新幹線を考える学習講演会」が開催され、約100名の人たちが集まりました。

主催者を代表してリニア問題金曜フォーラムの林弘文静岡大学名誉教授が「大量の電気を使うリニアは、省エネを進めていかなければならない日本の流れと相反している、原発再稼働を前提としたものだ。これの問題を市民と一緒に考えていきたい」とあいさつしました。  

そして南アルプス総合学術会議検討委員会委員長の佐藤博明氏が「リニア中央新幹線は南アルプスの環境・水資源にどのような影響があるか」をテーマに講演され、南海トラフ巨大地震での崩壊リスク、掘削残土の環境の攪乱・山体崩壊・土石流災害、人口構造物問題、大井川の流量減少で水不足だけでなく、駿河湾の桜エビやシラスにも影響するという問題提起が行われました。


その後、フロアから大井川の水を利用している農家、JRのOB、水産を専門にしている研究者、勤労者山岳連盟など多彩な人たちがそれぞれの懸念、問題提起を行いました。

 

リニア問題考えるネットワーク、スタート

講演会閉会後、主催者の呼びかけにより、これからも情報交換や必要な運動を行うためゆるやかなネットワークをつくろうと提起し、30名ほどが残って議論をしました。その結果、「リニア問題を考える静岡県ネットワーク」を結成して引き続き運動していくことを確認し、今後、学習会の開催、JR東海への公開質問状、国・県・JR東海への要請などを行っていくことを確認しました。
 

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