トピックス−活動報告

【12.05.20】「地域の会」交流会、経験の交流で運動の発展を

県下7つの会が集会、パレード、署名等で経験交流

「原発なくす静岡の会」は、各地の経験交流をすることで運動の発展をめざそうと、3.11以降県内各地にできた「地域の会」に呼び掛けて「地域の会交流会」を開催しました。当日は県下から7つの「地域の会」が参加し、交流を実施しました。

幅広く結集する運動と機動的に動く運動は両方必要

代表委員である林県評議長のあいさつの後、「浜岡原発を取り巻く情勢」がパワーポイントで話されました。「大飯原発の再稼働が問題となっているが、浜岡の場合はそれに連動する面と、しない面がある。その大きな違いは、県知事の同意の条件を静岡の場合はかなり明確に持っていることだ。いずれにしても年末の防波壁完成によってその是非をめぐる議論は大きく高まることとなる。それに向けて幅広い運動の結集が重要となる」と情勢が説明されました。また「再稼働を阻止し、浜岡廃炉を勝ち取っていくためには幅広く結集する運動と、機動的に動く運動は両方必要であり、どちらかを欠いてはならない」と『なくす会』は「機動的に運動する組織」として運動していく必要、「幅広い結集」、『なくす会』、地域の会の三位一体で運動していく必要があると強調しました。

3・11メモリアル行動は各地で奮闘

会の活動交流では「なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会」から「結成以来取り組んだ『浜岡原発永久停止・廃炉』署名は1万筆以上集まり、この署名の力で内容と全く同じわけではないが同趣旨の決議を上げることに貢献した」「3・11一周年メモリアル集会を開催し、聞間医師の『放射能と私たちのくらし』をテーマに学習し、115人という立ち見が出るほどの盛況となった」との報告がありました。浜松の会から「3・11行動にはJR浜松駅前に300名が参加し、署名・宣伝行動をしました。また、浜松・浜北・天竜・北区の各会が共同して安斎育郎氏の講演を成功させた」と報告。磐田の会は「3.11メモリアルデーをJR磐田駅・豊田駅で署名・宣伝行動、また、毎月2回の署名・宣伝行動をしている。7月は第2回総会を準備している」と報告。沼津からは「原発ゼロの会を世話人11人が個人加盟で50人位が加盟した。会で沼津市長に浜岡原発廃申入れた。今後は市民過半数の署名目標達成に向けて頑張る」と報告。湖西、下田(伊豆半島)、浜北など次々と地域の会からの報告がありました。
行動提起を巡る質疑では、「もっと幅広く結集した県の会とするべきだ」「希望する地域の会を県の会に加入させるべきだ」「県の会と地域の会は対等というが、結局県の会が提起することが押し付けられるのではないか」などの意見が出されました。

県と地域は横並びの関係、力を合わせて再稼動阻止でがんばろう

最後に林代表委員が「県の会と地域の会は上下関係ではなく、横並びの関係だ。県の会が提起することについて、自主的に討議してやるものはやる、やらないものはやらないの関係だ」「各地域の会は、目的や組織形態といった点で性格がまちまちであり、地域の会の中であそこ県の会に加わる、ここは加わっていないということにはならない」「今日出された要望については十分検討したい。特に署名は再稼働を阻止していくうえでの根幹なのでみんなが運動できるようにしたい」「地域の会が集まって交流したことは意義があった。年末の防波壁完成に向けて運動を強めたい。再稼働阻止に向けて頑張ろう」と、地域の会の運動を励まし閉会しました。

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