トピックス−活動報告

【15.10.07】「ディーセントワークデー」静岡市109前で宣伝

静岡県の最低賃金が時間給783円に

 静岡県評パート臨時労組連絡会の「働くみんなの元気の出る集会」のお知らせと、10月3日に改定された静岡県の最低賃金が時間給783円になったこと、それでも人間らしい生活を送るにはまだまだ足りないこと、「世界で一番厳しい労働者」を生み出す労働法制の改悪にみんなで声をあげ、「働きがいのある人間らしい仕事」を実現するための宣伝を行いました。  

シール投票「あなたのお時給どんだけ〜

 水曜日で人通りは少なめでしたが、用意したチラシとティッシュ500個を配布し、シール投票「あなたのお時給どんだけ〜」は、参加者が非常に少なかったものの、非正規は全員女性で、1000円以上の時給ではたらいているのは、資格を持った職業の人でした。

未だに800円に届かない静岡県

   一人暮らしで派遣で働いている若い女性は、「今は派遣で時給900円で生活は厳しいが、正規雇用を目指して準備をしており、正規雇用される可能性は感じる」という話に少しほっとしました。
未だに800円に届かない静岡県の最低賃金では、この地で働いて生活していくのは非常に困難です。日本中どこで働いても最低限の生活は保障されるような日本になれば、「地方創生」という言葉も真実味を帯びてくるような気がします。

※ディーセントワーク

 1999年に国際労働機関(ILO)総会において21世紀のILOの目標として提案され支持された。英語のdecentは「きちんとした」「まともな」「適正な」といった意味がある。近年では、2006年の国際連合経済社会理事会は、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約の第7条の『公正で好ましい条件での仕事』はディーセント・ワークと解釈されなければならないという総括所見を示した。

ILO(国際労働機関)は、グローバリゼーションのもと世界中で進んでいる格差と貧困、権利侵害に対抗して、21世紀の世界的目標として「すべての労働者にディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を」を掲げ、各国で取り組みが進められています。

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