トピックス−活動報告
【15.03.29】働くみんなの春のつどい
「賃上げは、なぜ景気回復につながるか」
静岡大学の鳥畑与一教授による「賃上げは、なぜ景気回復につながるか デフレ克服の真の道はどこにあるのか?」と題し講演がありました。
日本の失われた所得は?
90年代のバブル崩壊以降『痛みの向こうに成長あり』と構造改革が行われたが、いまだにデフレ不況が続いています。今の国民所得は全世帯平均537万円(2012年)です、1996年は661万円あり、この差額はマイナス124万円もあります。今の世帯数約5011万世帯あり、1996年からのマイナス分124万円をかけると(5011万世帯×124万円)62兆1364億円もの額が日本国民の所得から失っています。GDPの6割が家計支出と言われ、経済成長のエンジンは家計支出にあります、しかし、今それ(家計支出)がガス欠状態です。だからこそ賃上げすることにより、購買意欲が高まり消費を増やすことが景気回復につながります。
あのトマ・ピケティもびっくり!
内部留保は、この1年で42.8兆円増大し509.2兆円でGDPより多くなっている。株式配当も役員賞与もたっぷり配分しても内部留保の貯め込みをストップするだけで月11万円の賃上げが可能だ、誰のため、何のためにため込んでいるのか、これ以上内部留保を増やさず、利益を従業員に還元すべきだ。
今こそ労働組合が賃上げを要求し続ける事が必要です。
「あなたのお時給どんだけ〜」
午前中は、青葉公園にて「あなたのお時給どんだけ〜」と題して時給調査のシール投票を行いました。日曜日にしては人通りが少なく投票数が49人といつもより3割ほど投票数が下がりましたが、最低賃金違反者が2名いることがわかりました。また正規に比べ非正規の割合が高いこと、尚且つ最低賃金に張り付いている女性の比率が多い実態がありました。また、ダブルワークをしている若い世代のかたで、シールを2枚貼っていった人もいました。
シール投票