トピックス−活動報告

【12.05.26】共同ひろげた「原発ゼロをめざす全国交流集会」

「さようなら原発1000万人アクション」「脱原発をめざす首長会議」「首都圏反原発連合」の代表が連帯あいさつ

「原発なくす静岡の会」が運動に参加する「原発をなくす全国連絡会」が主催する「原発ゼロめざす運動全国交流集会」が、26日東京有明で開催されました。40都道府県から240人の人が結集し、運動の交流を図りました。
集会には「さようなら原発1000万人アクション」「脱原発をめざす首長会議」「首都圏反原発連合」の代表が連帯あいさつをし、「力を合わせよう」と口々に訴え、大きな共同が進んだものとなりました。

「原発ゼロの決断を迫ろう」

全国連絡会の小田川事務局長が、(1)「原発なくす」の一点で共同した運動が全国で前進してきた、(2)しかし「原子力村」に代表される巻き返しが激しくなってきている、(3)この夏福島とも連帯して、原発ゼロをめざすたたかいを進めよう、と情勢の報告と行動提起を行いました。そして7.16さようなら原発10万人集会、7.29国会大包囲集会を成功させようとの訴えがありました。
 

「新しい未来を開くチャンス」

「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人の一人、ルポライターの鎌田慧さんは、「日本人の八割以上が『原発をやめろ』と言っている、政府の政策を転換させなければなりません。新しい未来を開いていくチャンスです。7.16 十万人集会を成功させましょう」と延べ万雷の拍手を受けました。また「原発ゼロ」をめざして4月に発足した「脱原発をめざす首長会議」の事務局長で元東京・国立市長の上原公子(ひろこ)さんは、「いま35都道府県から73人の市町村長が参加しています。準会員は200人以上。世界ともつながって国のありようを変えていきたい」とのべました。この会議には静岡からも三上湖西市長、石井下田市長、田村吉田町長、鈴木元磐田市長が名乗りを上げています。インターネットのツイッターを通じて毎週金曜日の夕方、首相官邸前行動を続けている「首都圏反原発連合」のMisao Redwolf(ミサオ・レッドウルフ)さん=イラストレーター=は、「これまで運動に参加してこなかった人たちが入りやすい行動にしたい。運動のすそ野をひろげていけば必ず情勢は変えられる」と確信を語りました。三人の発言は、この交流集会の共同の広がりを感じさせるものでした。  

静岡からも積極的に発言、浜岡廃炉は原発ゼロを切り開く

討論は、福井、福島の両特別報告からはじまり、「ベビーカーを先頭にパパ・ママの子育て世代や青年たちとパレードした」と三世代、四世代いっしょに運動した東京・町田の会の報告に、笑いと共感が寄せられました。東京杉並区の若者は、ツイッターなどのネットを駆使し、呼びかけもいろんな団体が思い思いのビラをつくったり、「主催者なし、責任者なし」で「うぞうむぞうが集まった」といわれた5000人、2000人のパレードなど非常にユニークな活動を紹介していました。
ラストに静岡があたり、「なくす会」代表委員の林県評議長が「3.11以降静岡の運動は、福島第一原発事故のすさまじい惨状を目の当たりにして他人事でないと考えたところからスタートした」「静岡の運動の特徴は自治体を浜岡原発の再稼動に反対もしくは慎重の方向で動かしている」と発言しました。
最後に事務局団体である民医連の長瀬事務局長は、「原発ゼロでこの夏を乗り切り、2012年は私たちの運動で日本のエネルギー政策を変えたといえる年にするために奮闘しよう」と呼びかけました。

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