トピックス−活動報告
【12.02.08】「原発なくす静岡の会」を結成
さまざまな人たちと共同して
3.11以降、静岡において二つのひまわり集会、浜岡廃炉署名など、さまざまな運動が盛り上がりましたが、恒常的な運動組織をつくるため「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会」が結成されました。会場には約70名が詰め掛け、活気ある総会となりました。
会を呼びかけた林県評議長が「3.11以降、浜岡原発をめぐって新たな局面となっている。多くの人たちと共同するために運動の土台をつくろう。そして中電が防波壁をつくり再稼動を狙う年末に向けて、県民の世論を結集する運動をつくろう」とあいさつしました。
連帯あいさつとして「原発なくす全国連絡会」の盛本事務局長が全国の原発の再稼動状況を報告し、「原発推進派の巻き返しが強まっている。その一方原発はいらないという世論は確実に広く深くなっている」と述べ、「原発ゼロの社会を実現するために、みなさんとともに運動していきたい」とあいさつしました。
同じく連帯あいさつにたった「菜の花パレード」を主催した「ふきのとう」の下村氏は、「静岡の運動がばらばらに行われてきたことに、ネットなどで批判がある。一致できるところで共同しよう」と訴えました。
3.11メモリアル行動と新署名を提起
経過報告、申し合わせ事項、組織についての提案を行った小林事務局長は新たな廃炉署名について「運動の節目は大きくいって (1)浜岡原発の再稼動阻止、(2)永久停止・廃炉、(3)全国の原発ゼロとなる。当面年末の中電の防波壁完成に伴う再稼動の動きに照準をあわせ、30万筆をめざしていきたい」と提起しました。
また被災者支援、浜岡廃炉・原発ゼロの二点での3.11メモリアル行動を県下の市町で開催することを訴えました。
質疑では、全国連絡会との関係は?という質問や、広く市民が参加できる運動にしてほしいという要望が出されました。
フロアから熱い議論
各団体からの発言として、民医連から「放射能の危険に対して住民を守る運動をしてきた。福島の子どもたちを預かる取り組みや、野菜を送る取り組みを実施してきた」、民青からは「静大などで対話を取り組み、青年が3.11以降安全にくらせるのかと言う危機感が広がっている。青年に働きかける運動をすすめたい」、クリエイト静岡から「うちの鈴木理事長は40年来浜岡原発にかかわってきた。学習会でぜひ使ってほしい」、県商連からは「福島の現状を見ると原発と業者は相容れない存在である。業者の立場から原発なくせの運動に参加したい」と、おのおの熱く語りました。
最後に「3.11メモリアル行動」への呼びかけを確認し、松浦県商連事務局長が閉会あいさつを行いました。