トピックス−活動報告
【11.12.15】木村過労自死裁判 勝訴
[二度と同じことを起こさないで]
12月15日静岡地方裁判所は、新規採用教諭であった木村百合子先生が、着任後わずか6ヶ月で自死した事件において木村先生の死は公務が原因であると判断しました。
新採教諭であった木村先生が、同僚教諭らによる有効な支援体制がない中で、担任学級に在籍する多動性・衝動性が顕著で発達障害が疑われる児童を適切に指導しろと言われ、学級がうまく機能しない状況にも対処することを強いられてうつ病を発症し、保護者からも抗議の手紙が寄せられるなどして更に精神的に追い込まれ、この手紙を受け取った翌日、自家用車の中で灯油を被って焼身自殺したという痛ましい事件でした。
この裁判には多くの支援がありました
この裁判には多くの人たちの支援がありました。静岡県評・静岡県働くものの安全と健康を守る会(安健センター)全静岡教職員組合(全教静岡)を中心に全面的に支援活動を行ってきました。
木村先生が直面した困難な事態は決して特殊事情ではない。多くの現場教諭が,強い肉体的精神的負荷に耐えながら教壇に立っているのが現状であると、心ある県内外の教職員の支援もありました。
判決内容を説明する弁護団
支援者からお母さんへ花束贈呈