トピックス−活動報告
【11.09.23】記念すべき第20回サマセミ、初めて静岡で
青年の「学ぶ、つながる」を実感した3日間
9月23日(金・休)〜25日(日)にかけて、全労連東海北陸ブロック青年部企画の第20回サマーセミナーが焼津市で開催されました。静岡県内からは32人が参加し、全体で122人と非常に多くの参加者となりました。
1日目は、学習と討論が行われました。9月23日は、米国の水爆実験で被災した久保山愛吉さんの追悼行動が焼津市で行われており、今年のサマセミが、それに合わせて行われたことが話されました。また東海北陸各県からの参加者にビキニ被災のことを知ってもらうため、「課外授業〜ビキニ被災とフクシマ〜」と題して、ビキニ被災の事実と、いままた福島で原子力による被害が進行していることを学習しました。
続いて「東日本大震災と労働組合」をテーマに、シンポジウムが行われました。パネラーとして参加した、岩手生協労組の池田亮氏、静岡自治労連の小泉治書記次長、全労連青年部の大井信人氏が参加しました。小泉書記次長は「行政改革」の推進による事業の統廃合、民間委託などで公務員削減が進んだ結果、災害に対して自治体機能が脆弱になっている実態をうったえました。また、助け合いの組織として災害時に力を発揮している労働組合の姿が、パネラーの3人からそれぞれ報告されました。
2日目の午前中は、静岡企画の「模擬団体交渉」、愛知企画の「サバイバル実践」、岐阜企画の「アサーショントレーニング」と、3つの分科会が行われました。静岡は「残業代の支払いを求める」という要求をテーマに、模擬団体交渉を行いました。参加者からも活発に発言があり、労働者の実態を使用者に伝える団体交渉の重要性を再認識するものとなりました。
午後はレクリエーション企画として「SLに乗る温泉日帰り旅コース」「お茶摘み体験&原発見学コース」「焼津笑福の湯美肌コース」に分かれ、それぞれ観光や学習を行いました。
3日目は、労働組合初級講座が行われました。所属する労働組合がそもそもどんな組織で、何をしているところなのかを班で話し合い、労働組合には、「団体交渉」など見える活動の他にも、「仲間づくり・居場所づくり」「共済活動」「学習会」「連帯運動」など多くの役割があることを学ぶものとなりました。
最後に、サマーセミナー20周年を記念した旗づくりを行い、次回開催地へつなげることが確認されました。初参加者のインタビューでは、「楽しかった」「来年も参加したい」という声が多く聞かれました。