トピックス−活動報告

第3回アスベスト被害110番の報告

全国で157件、静岡でも11件

 働くもののいのちと健康を守る全国センターの呼びかけで4月1日、全国27カ所でアスベスト健康被害110番が行われ、静岡でも静岡県アスベスト被害対策連絡会議が対応しました。相談総数は157件(11件)で、本人93件(5件)、家族50件(6件)、友人5件などでした。本人相談が多く、生存被災者110件(6件)、死亡37件(5件)でした。また、男性129件(9件)、女性22件(2件)でした。相談の内容は、新法申請19件(5件)、労災申請54件(4件)、労災時効7件、健康管理19件(1件)などでした。新法以上に労災に関係する相談が多く発症疾病は、中皮腫18件(3件)、肺がん22件、石綿肺3件、胸膜肥厚8件などで、呼吸器系の自覚症状がある者が59件(8件)でした。職業は、建設業35件(4件)、造船11件(2件)、解体業6件(2件)、鉄鋼5件、廃棄物処理3件で、労災の相談がおおいこともあり、職業ばく露が多数でありました。また、工場周辺住民14件(1件)、被災労働者家族2件の相談もありました。
 4月1日以降も相談が寄せられていて静岡での相談件数は、18件です。()内は静岡県での件数。

▲ このページの先頭にもどる