静岡県春闘共闘会議は、21年春闘新春宣伝行動を県下各地で行いました。
静岡市では1月6日、朝7時半より静岡駅の地下道で県評はじめ静岡地区労連、自治労連、生協労連の仲間が春闘チラシを配布しました。
自治労連の青池書記長は「今年は新型コロナ禍で暮らしをどう守るかが課題だ。コロナ禍で残業が減って生活が苦しくなった、この先働き続けられるか不安だ、解雇された。などの声があります、先行きが不安なのは不安定な雇用が増え、賃金が低く、将来を描
けないからです。一人で悩み、あきらめるのではなく、私たち労働組合と一緒に考えましょう」と訴えました。
コロナ禍だからこそ賃金を上げることで、先行き不安を解消し、誰もが安心して暮らせる生活をつくる決め手です。
また、日本は、非正規労働者と正規労働者の賃金格差が大きく、非正規労働者の多くが最低賃金に近くなっています。コロナ禍だからこそ、格差と貧困の是正を目指し、全国一律最低賃金制をつくり、賃金の底上げをすることで内需拡大につながり、日本経済を回復させる道です。
地域経済を支える中小企業は、コロナ禍による倒産や雇用の喪失は、地域経済にとって大きな打撃となります。
管政権がすすめようとしている中小企業の統合・再編ではなく、コロナ対策支援を継続・拡充し、中小企業対策予算を大幅に拡大し、地場産業・農林漁業の振興を実現することが求められています。雇用を守り、賃金負担できる中小企業の経営を支援する政策をすすめていかなければなりません」と強調しました。
1月5日には西部地区労連が浜松駅前で実施しました。