活動報告

浜岡原発の再稼働を許さない!! 11・17ひまわり集会inしずおか

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 中部電力は浜岡原発3・4号機の新規制基準適合性審査を原子力規制委員会に申請し、浜岡原発を再稼動させることに固執しています。中電は、審査が先行する4号機の審査合格を突破口に、使用可能な全原子炉の再稼動と、6号機の新設に突き進もうとしています。東海地震の震源域の真上に立つ「世界一危険な浜岡原発」の再稼動を阻止し、自然環境に配慮しながら、地域経済に貢献できる再生可能エネルギーの普及をめざすことこそが、県民の命と暮らしを守る最善の道です。

1117ひまわり集会inしずおか

 秋晴れの11月17日、静岡市葵区の駿府城公園で、浜岡原発の再稼働に反対する、の一点で「浜岡原発の再稼働を許さないひまわり集会」(実行委員会主催)を開催1000人が参加しました。

未来の子供たちへ安全な地を

 実行委員会を代表し林克実行委員長は「関西電力の高浜原発を巡って大きなお金が動いた、原発は放射能で環境を汚染するだけでなくお金で地域を汚染する」また「経団連の会長が浜岡原発を早く再稼働させたいと発言しているが、川勝知事は再稼働できる状況でないと発言し、これは私たちの署名活動の到達点だ」「いま世界では再生可能エネルギーが主流となっている」「未来の子供たちへ安全な土地を残していこう」と訴えました。

 

集会の電力は太陽光発電で賄う

おしどりマコ&ケンの軽妙な掛け合いに会場が沸く

 メインスピーチを、福島第一原発事故後、夫婦漫才「おしどり」として活躍し、現地に頻繁に足を運び、取材で得た情報を様々な媒体で公開し、2016年に「第22回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞」を受賞した『おしどりマコ&ケン』が行いました。

 マコさんは、原発事故後の政府の「直ちに問題はない」発言に違和感を覚え、東電の会見の取材や現地での取材、原発の集団訴訟を追っかけています。

 原発訴訟で一番進んでいる、群馬訴訟で国の主張は「政府による避難指示区域外からの自主避難者について、避難を継続している人へ損害を認めることは居住する住民の心情を害し、我が国の国土に対する不当な評価となるから『容認できない』」とし、国が決めたところは安全だ、だから住み続けろと堂々と主張している。国はそのほかの裁判でも同じような主張をしてくるだろう、国が安全と言ったら安全だと言っている、ひどいではないでしょうか。ドイツでは環境大臣が隣国の原発を止めようと申し入れをしている、事故が起きれば国境に関係なく汚染される。などを軽妙な掛け合いで会場を沸かせていました。

表現の自由を守っていかなければ

 経産省前から撤去された「脱原発テント」を「反原発美術館」として全国へ貸し出す活動をされている、反原発美術館館長 早川由美子(ドキュメンタリー監督)さんが駆けつけ会場にテントを設営しました。早川さんは「『あいちトリエンナーレ2019』の企画展にみられるように表現の自由が悪化している、芸術への介入を許したら、原発・憲法などの集会・デモで会場を貸さないなど起こるかもしれない。表現の自由を守っていかなければならない」とあいさつをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

政党からの連帯挨拶

 政党からは、国民民主党の日吉雄太衆議院議員、日本共産党から井上さとし参議院議員から、ごあいさつをいただきました。また、「立憲民主党」から、メッセージが寄せられました。

各地の反原発運動を報告

 一分間リレースピーチを行い、県内各地で続けられている「脱原発金曜アクション」の皆さんや愛知代表・気候問題で活動する青年が活動の報告をしました。

 最後に、集会アピールの提案を拍手で採択し、後日、川勝知事、4市対協の各自治体、中部電力、マスコミ各社に提出を予定しています。

              集会アピール

 静岡市内をパレード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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