3月18日(日)、浜松で不当判決から1年目にあたる「インド・マルチスズキ人権侵害事件」への抗議と宣伝日本行動を行いました。
2012年7月、スズキ自動車のインド子会社「マルチスズキ社」は労働組合つぶしの暴力事件を策略し労組役員ら147名が逮捕され投獄されました。
昨年3月インドの地方裁判所は13人に終身刑、18人に有罪の判決を出しました。この不当判決から1年周年にあたり、抗議行動を全世界に呼びかけられました。日本ではスズキの地元、浜松で50名が参加して集会とパレードを行いました.
浜松で連帯し行動しよう
代表世話人の林克県評議長は「インドでの労使関係でスズキが悪い影響を与えている、本社がある浜松で連帯し行動していこう」と挨拶しました。
国際的に連帯して行動
中澤秀一労働研究所所長は「グローバル企業にとって利益を上げるためには労働組合とか人権とか邪魔ものだ、そのためにこの組合つぶしが行われた。グローバル企業を規制するには国際的に連帯して行動していかなくてはならない」と話されました。
国際電話でゴダム書記長とトーク
インド新しい労働組合イニシアチブ(NTUI)のゴダム書記長と全労連 の布施恵輔国際局長とで国際電話トークを行いました。「今日、インドでは判決から1年ということでほとんどの労働組合が『スズキ工場』をはじめ、自動車メーカーの現代やホンダでも大規模な集会が計画されている」「マルチスズキの行動は他企業の見本ともなる」「スズキの地元浜松で活動してくれることに感謝している」など、話し合いがされました。
スズキの社長宛てに、今日の集会名で「一日も早い権利回復をマルチスズキ社の親会社として責任を果たすことを要請する」という要請書を提出することを全会一致で採択されました。
集会終了後、浜松駅前までパレードを行い市民に訴えました。