トピックス−活動報告

【16.09.09】インターンシップ開催

静岡県評は、9月7〜9日インターンシップを開催しました。

 学生の皆さんに、就職する前に職場を体験してもらう「インターンシップ」を開催しました。実際に職場を見たり、働いている人の声を直に聴くことで進路を決める参考にしていただきました。また、労働組合が開催するということで「労働組合と企業」のかかわりや、職場での労働組合の役割、ブラック企業とは、などを知ることで就職した後の参考にもなると思い実施しました。このインターンシップには県内の大学生3人と労働組合の書記1人が参加しました。  

5つの講座を開催

  労働組合と働くことについて知ってほしいということで、講座を3日間で5講座を行いました。初日に林克県評議長が「労働組合とはなにか」と題して講義を行いました。講座2は働くうえで大事な「賃金について」中沢秀一静岡県立短期大学准教授が行い、賃金は「健康で文化的な最低限度の生活を送るために必要な生計費」と話され、ここで「最低限度の生活」とは何だろうとの問いかけがあり参加者で討論しました。
 講座3は、就職した際必要と思われる知識をつけようと静岡法律事務所の植松真樹弁護士より「労働法・ブラック企業や非正規問題」の講義を受けました。講座4は、河合利夫労働相談室長らによる「労働相談」「模擬団体交渉」を行いました。講座5は、「憲法・平和・原発について」八木・小林県評事務局次長が担当しました。

 

 

3か所の職場見学

 職場見学は3か所おこない、1日目「タンポポ保育園」を訪問しました。保育の仕事はやりがいのある仕事でありながら、現場は非常に大変な状況で、これを改善できるよう労働組合は頑張っていると保育士さんより話していただきました。
2日目「生協水道町店」を訪問し、店長よりお店の説明を受け商品の入荷や、デイスプレイ。また、売れ残りが出ないように工夫をされている実態や普段は入れないバックヤードなど見学しました。
 3日目「静岡市役所」を訪問し、労働組合事務所で青年部の活動や市役所職員の働き方などの説明を受け職場見学をしました。
 

 

参加者から

 業務形態の違う職場で働いている人の話を直接聞け、大変興味深く聞けた」「弁護士の話を直接聞いたのは初めてだったので貴重な体験ができた」「労働という観点で職場見学ができ得ることが多かった」との感想が寄せられました。

 このインターンシップを通じて働くことを考える一助となればと思います。
来年も実施する予定です。

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