トピックス−活動報告
【13.06.02】原発ゼロの世論で政府を包囲
6・2 NO NUKES DAY に6万人
「原発ゼロ、再稼動反対」を掲げ、「6・2NO NUKES DAY(ノーニュークスデイ)」の諸行動が2日、東京の明治公園、芝公園23号地、国会前で行われました。原発をなくす全国連絡会、「さようなら原発一千万署名」市民の会(1000万人アクション)、首都圏反原発連合(反原連)による共同行動です。静岡からも、静岡、浜松、三島、藤枝、清水からバスが出て、JRでも多くの人が参加しました。
静岡ブース、大受け
集会に先立って明治公園では、各地域や各団体のブースが設けられ、静岡でもなくす会が「Good-bye 浜岡原発」のブースが11時から活動しました。ブース前にマイクを備え、いつも金曜アクションで歌っているメンバーが浜松のメンバーと合同で、「爆ぜるポンポコリン」「原発との別れ」などの替え歌を次々と歌うとまわりには大きな人だかりができました。曲の合間には歌詞カードはないかと数多くの問い合わせがあり、デモ行進用に用意した歌集があっという間になくなりました。
聴衆からは、「聞いていたら歌詞がとてもいい。地元でも歌いたい」「静岡の皆さんの元気には圧倒される」「メインステージで歌ったらどうだ。もちろん歌うんでしょ」の声が出されました。
ミサオ・レッドウルフさん「原発ゼロに向け力を合わせよう」
1時から始まった原発をなくす全国連絡会主催の「原発ゼロをめざす中央集会」には1万8000人が参加。ミサオ・レッドウルフさん、1000万人アクションの富山洋子さん(日本消費者連盟)が連帯あいさつしました。ミサオ・レッドウルフさんは、「一人ひとりの力は小さくても集まれば政府を動かせる。私たちの世代で原発ゼロの政策に転換させるため、力を合わせていこう」と呼びかけました。
被災地からの訴え、胸を打つ
日本共産党の志位委員長のあいさつの後、「被災地からの訴え」として、福島の青年ら30人が登壇。代表して、ふくしま復興共同センター代表委員の斎藤富春(よしはる)さんが、「政府と東電に完全賠償と県内10基の原発廃炉を求める新しい署名運動に取り組みたい」と話しました。3歳の娘を抱いた熊谷智さん(33)=福島市=がコールを呼びかけ、「福島原発10基を廃炉に」「収束宣言撤回させよう」と会場と一体となって唱和しまし参加者一同、胸を熱くしました。伊方、志賀、玄海など、再稼働が目論まれている地域の代表が、地域の特色を活かした訴えを行いました。
静岡方式コールで沿道沸く
千葉麗子さんとドラム隊の元気なコールの後、デモ行進に出発し、静岡の仲間は原宿コースに進みました。
デモ行進でも、これまでのさまざまな取り組みの中でつくられた静岡方式コールが沿道に響きました。若者で埋め尽くされた原宿駅前の交差点で「子どもを守ろう、自然を守ろう、再稼働反対、原発なくそう」とコールすると、沿道の観衆からもこぶしを突き上げた声援が起こりました。このコールと相まって、聴衆との掛け合いによって原発ゼロの世論が分厚く存在していることが確認できました。
ファミリーエリアで訴え
5時からは首都圏反原発連合が主催する「国会大包囲」が国会周辺で開かれ、静岡のメンバーもこぞって参加しましました。エリア内に設けられたいくつかのステージの中の一つ、ファミリーのステージでは、静岡のメンバーが「毎週静岡市では金曜アクションを実施していますが、あまりコールが長いと、お巡りさんから怒られるので替え歌歌っています」と紹介しました。つづいて「爆ぜるポンポコリン」を披露し、各地から参加した人たちの喝采と共感を浴びていました。