トピックス−争議支援
【13.04.03】富士急石川タクシー(株)は解雇撤回せよ
「富士急石川タクシー(株)は誠意ある姿勢を示せ」
富士急石川タクシー富士宮の組合員が不当に解雇されてから3年が経ちました。富士急グループの「石川タクシー富士宮株式会社」は2010年2月に突然、会社を解散し従業員全員を解雇しました。前日までは通常通り営業していたのに「昨日会社の解散が決まった、本日従業員を全員解雇する」と一方的に通告してきました。しかも、深夜にタクシー車両をどこかに移動させて会社を封鎖した上で当日の朝に解雇を通告するという、非常識なやり方を強行したために、組合は解雇無効を主張し裁判で争っています。
「富士急静岡バス」「石川タクシー富士」へ団体交渉の申し入れ
組合は、争議の早期解決を目指し3月28日、組合員と支援のなかま・弁護士と共に「富士急静岡バス」「石川タクシー富士」へ団体交渉の申し入れを行ってきました。4月3日には山梨県の富士急行本社へも団体交渉を行うように申し入れをしてきました。
今回も団体交渉の申し入れ文書を事前に内容証明で郵送しておきましたが、3社とも誠意ある対応はありませんでした。
「富士急静岡バス」は当日責任者がいないとのことでしたが、事前に申し入れをしておいたのになぜ対応しないかとの問いに、対応した方は「当社とは関係ない、裁判で争っている、だから受けられない」との一点張りでした。「静岡バス」は組合事務所の明け渡しを求めているのに、関係ないことはありません。
「富士急石川タクシー富士」へも団体交渉の申し入れをしましたが、ここでは役員は一人もいなく女性の事務社員しかいませんでした。しかも私たちが来ることさえ知らなかった(事前に内容証明郵便で送付)とのことでした。
組合は、「裁判で係争中ですが団体交渉で問題解決を図りたい、次回団体交渉開催の案内を出したときは是非受けるよう社長に伝えてください」と申し入れてきました。
富士急行本社(山梨県)へ団体交渉の申し入れ
4月3日、富士急行本社(山梨県)へ団体交渉の申し入れと抗議行動を行ってきました。当日は冷たい雨と強い風の中、組合員と支援のなかまが団体交渉を行うよう申し入れをしました。会社は門を閉ざし社内へ入れようとはせず、対応した方は「裁判で争っているから団体交渉をやる必要はない」「当社とは関係ない」とのことで受けようとはしませんでした。組合は「親会社として指導すべきだ」と訴えました。